A-Qualification-Challengerの日記

資格チャレンジのブログ

令和2年度海事代理士筆記試験受験体験記

本日、海事代理士の筆記試験を受験して来ました。
横浜の第二合同庁舎に朝の8時40分までに集合です。いつもより少し早起きをし、東横線に揺られ8時20分頃、馬車道駅に到着しました。
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4番出口を出ると第二合同庁舎はすぐ目の前に。
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さすが横浜。美しい建物です。中に入ると現代風でした。そりゃそうですよね。公務員の人たちが働いている建物ですから。
受験会場は1階の会議室です。向かい合わせの2つの会議室を使用しています。
受験者数は総勢112人と見てとれます。欠席者は、私が受験する部屋で7人くらいいました。
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海事代理士の筆記試験は4時限に分けて行われる長丁場の試験です。終了時間は17時40分ですから、集合時間から9時間も身柄を拘束される過酷な試験とも言えます。

さあ9時に試験開始です。1時限目(9:00~10:30)は、「憲法」、「民法」、「商法」、「国土交通省設置法」の4科目。過去問と同様の問題もありますが、新問も割と多い印象です。分からない問題はいくら考えても分からないので、退出可能となる開始30分後には席を立ち、2時限目の学習をすることにしました。
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同じ建物の16階の会議室が控室として使えます。机はなく椅子のみですが、居場所は確保できますし、過去問の見直しくらいはできました。

2時限目(10:50~11:50)は「船員法」、「船員職業安定法」、「船舶職員及び小型船舶操縦者法」です。これらの問題も1時限目と同様で、新問が一定程度出題されていました。今度は35分で退席しました。そしてちょっと早いランチへ。せっかくなので庁舎の食堂に行ってみました。
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いかにも食堂の雰囲気!中はきちんとコロナ対策されてました。
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私が注文したランチはこれ。焼き肉ランチ510円。
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食後はまた次の試験の勉強です。3時限目(13:00~15:10)は「海上運送法」、「港湾運送事業法」、「内航海運業法」、「港則法」、「海上交通安全法」、「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」、「領海等における外国船舶の航行に関する法律」と7科目もあります。過去問では比較的良い点数が取れていたため、この法律たちには自信を持って臨みました。しかし過去問とは大きく出題の仕方を変えている科目もあり、面食らいました。この3時限目も35分で終え、席を立ちました。

最終の4時限目(15:30~17:40)。「船舶法」、「船舶安全法」、「船舶のトン数の測度に関する法律」、「造船法」、「国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律」、「船舶の再資源化解体の適正な実施に関する法律」の6科目です。
この時限の科目は良く出来たと感じました。過去問の焼き直しが多かったです。最後は自信もあり気分良く、やはり30分で退席しました。17:45頃に戻ってくれば模範解答を渡してくれるということなので、暇潰しをしなくてはいけません。これまでは次の勉強をしていれば時間が過ぎましたが、もう試験は終了しているため、何もすることがありません。
ちなみに各時限とも途中退室する場合、問題用紙は持ち出せませんが、自分の席に置きっぱなしにしてくれているので、次の時限に席へ戻った時に問題用紙はゲットできます。
17:45に戻らないと4時限目の問題用紙も回収できないので、途中退室者は戻らざるを得ないですね。

雨も上がっていたので、馬車道あたりをぶらぶらと歩いたり、赤レンガ倉庫の方まで行ったりして時間を過ごしました。
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17:45に試験会場に戻ると、ほぼ全員の受験生がこの時間に戻って来ていました。模範解答を受け取り、筆記試験合格者の発表は10月30日(金)です、などと連絡事項を聞いて解散となりました。

帰宅してから運命の答え合わせをしました。
憲法」7/10
民法」7/10
「商法」8/10
国土交通省設置法」8/10
「船員法」14/20
「船員職業安定法」9/10
船舶職員及び小型船舶操縦者法」17/20
海上運送法」6/10
「港湾運送事業法」8/10
「内航海運業法」10/10
港則法」7/10
海上交通安全法」6/10
「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」8/10
「領海等における外国船舶の航行に関する法律」6/10
「船舶法」19/20
「船舶安全法」16/20
「船舶のトン数の測度に関する法律」10/10
「造船法」9/10
「国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律」9/10
「船舶の再資源化解体の適正な実施に関する法律」10/10

合計 194/240 正答率80.83%
となり、余程のことがない限り、筆記試験は合格しているのではないかと思います。合格ラインは6割以上、平均点が6割を超えた場合は平均点以上だそうです。
悔しいのは、船舶安全法は算用数字で書くところ漢数字で解答、数値は4問とも合っているのに解答としてはダメらしい・・・

それにしても疲れた・・・
拘束時間は9時間ですが、試験を解答している時間の合計はたった2時間10分でした。工夫すればもう少しコンパクトな試験になりそうな気もします。

合格していれば、次は12月3日の口述試験に進むことになります。科目は4教科。今日まで頭に詰め込んだ知識は、きっと試験前にはすっかり忘却の彼方に行っているでしょう。直前にまた詰め込みます。